個人的に乗り物大好きで、バイク・自動車・電車・飛行機なんでもござれ。
ダメなのは、バス。バスの臭いがだめですぐに酔ってしまいます。バスって独自の臭いしますよね。セイムな臭いは、金曜日東京駅発最終の「やまびこ69号」でしょうか。
乗り込んだ瞬間に東北へ向かう列車の物悲しい雰囲気、弁当とアルコールの臭い、戦い終えたサラリーマンの体臭等々いやーたまりません。何気にスピードも遅いので、いつになったら降車できるのか毎回不安になります。
昔、NHK-FMで放送されていた「夜の停車駅(ナレーション:江守徹)」のテーマ曲が頭の中に流れます。たしかそれは、ラフマニノフのヴォカリーズ。
寂しい…..
寂しいといえば、MRJの開発が凍結になりました。
YS11という戦後初の国産プロップジェット旅客機がありました。日本は戦争に負け、飛行機の開発を禁止されました。その後、国家プロジェクトとして国産飛行機再開発の中で生まれたのがYS11なわけです。ここいらは「プロジェクトX」の受け売りであります。
YS11は製品として完成し、運用もされ高性能でしたが価格が高く、残念ながら成功とはなりませんでした。
捲土重来、失地を回復すべく計画されたのがMRJです。ひそかに応援していました。
んが、しかし、開発凍結。残念です。
厳しい飛行テストと修正作業の連続で開発費は一兆円。
続けられないですよね。
ここで我に返って、コンピュータソフト業界に置き換えて考えます。
ソフト業界も多分同じ様な事例が多いと思います。
作ったは良いが売れない、客のニーズを中途半端に聞いてブレブレの仕様。似てますね、反省しています。
今回のMRJの失敗を教訓に、モノづくりの現場は「失敗の原因」をしっかり考え、より良いものを速く開発し、利益を上げられるよう、仕組みとマインドの切り替えを進めてまいりましょう。
でも、いつかは飛んでほしいなMRJ。
昭和18年に十和田湖に落ちた練習機。