水とパソコン

台風19号の北進から一週間が経ちました。皆さんいかがお過ごしでしょうか?

亡くなられた方には衷心からお悔やみと被災された方には一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。

当社にも水没したパソコンの修理依頼が来ています。

登米市は非公認別称として「水の里」というものがあり、海抜5m以下の低湿地帯で灌漑によって水田地帯が構成されています。基本、低湿地なんです。昔から台風の度に北上川・迫川・夏川と決壊を繰り返し、豊里や米山は水山という水害対策の小高い場所に蔵を建て、船をつるしている家屋まであります。結構減りつつあります。

登米市迫町のハザードマップを見ると全て危険地帯、逃げようありません。SAD!

んがしかし、護岸工事やダム等の整備により、私個人は水害の被害には遭っておりません。

https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kasen/suigai-s61-taihuu10gou.html

1986年8月5日の洪水が私の記憶の中でNo.1です。この時も鹿島台が甚大な被害を受けました。当時、水洗トイレ等があまり復旧しておらず、水が引いた後も何とも言えない悪臭で難儀した記憶があります。(当時、仙台から実家に帰る際鹿島台を通るルートを利用していました。)

話しは戻って、パソコン及び周辺機器についてです。

OA機器は原則水分に弱いです。

当社に持ち込まれる水害パソコンは、飲み物を被ってきます。

ノートパソコンのキーボード付近に飲み物こぼされる方多いです。

これ結構深刻で、キーボードの下は基盤やHDDが内蔵されています。

結論、糖分のある飲み物(コーラ、糖分入りコーヒー)は回復見込みなし、緑茶やウーロン茶等は何とかなる的な感じでしょうか。

かけたら、急いで電源を切る。極力水分を拭き取る。立てかけて中に浸透した水分を出す。乾燥した場所で乾かす。データが必要であればHDDは取り出す。などの処置を素早く行う必要があります。

好きな物を飲みながらパソコンを使いたい気持ち良くわかりますが、こぼさない様気を使って下さい。

水没について、事務所が水没した方も多いのでアドバイス、パソコンは机の上においてある場合が多いのですが、ネットワーク機器(ONU、モデム、ルータ)を床にベタ置きの企業さん多いです。これはN○T協力業者さんの仕事が不作為なのでこのような置き方になります。

高いところに置いて落下するリスクを考えると床に置くのが安全とは言えます。

んが

低地の一階の事務所は多分、一般家屋よりも床位置は低いです。

できれば、ネットワーク機器は床から高い位置に落下防止器具(ワイヤー等)を取り付けて設置してほしいです。

台風とは異なりますが、雷もOA機器には大敵です。

出来れば、サージ機能のあるOAタップを使う。無い時はパソコンの電源を落ち着くまで切る。

コンセントから抜くなどの処置をされて下さい。

24時間連続で稼働しているサーバをお使いであれば、UPS等をコンセントとサーバの間に挟んで過電流が流れても大丈夫なように対策をうって下さい。

登米市は水害よりはカミナリリスクの方が高い気がします。

音と光がシンクロし始めたら危険な合図、「臍」を隠しつつ、OA機器の安全を確保して下さい。

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